老犬との出会い その1


動物保護団体でのボランティア:
 家のわんことの出会いは、動物保護団体でした。家人が四足動物はにおいがあるからかってはダメ!と言い続け、しかたなく、犬と触れ合えるところはないかと、ふとテレビを見ていた時に、その団体のことを知りました。東京都内にある団体です。ちょうど1月後半ぐらいから週に1日、ボランティアとして夜のシフトに入りました。仕事帰りだと、夜のスタート時間ぎりぎりで、毎回駅からダッシュしていました。

 都会の真ん中にあるのですが、表通りから一歩入ると静かなエリアで、その一角にあるビルまるごと保護団体(正確には最上階が保護動物の基地)が運営する施設でした。ボランティアの仕事はたくさんあります。犬舎や猫舎の掃除、犬の散歩、えさやり、薬が必要な犬猫への投薬、洗濯したシートなどを屋外に干すことなどなど。遅くとも10時までには消灯というきまりで限られた時間内で分刻みに仕事をしていきました。多くの犬猫の独特のにおいと初めての経験からくる緊張で何回も気分が悪くなる体験をしました。

 一番の問題は犬の散歩でした。これまで犬の散歩経験がなく、肩に力が入りすぎて、活動終了時間になると、もうぐったり。ボランティア初心者にはベテランランティアの方がついて指導します。特に散歩は外での危険を伴うので、終始同行。「人間がリラックスしないと犬も緊張しますよ」とか「肩に力を入れていると、うまくリードすることができませんよ」とか、ごもっともなアドバイスをいただきながらの30分。先輩のご指摘は頭では理解できましたが、体が言うことをききません。がっちがっちで、リードを握る手は汗でぐっしょり。冬なのに全身で汗をかいてました。

 保護団体は動物が本能的に逃げること、交通事故などに遭遇する危険があることから、ダブルリードが規則。首輪にリード、そしてハーネスにリード。2本のリードがからまってしまって、ほぐしながら、そして教えてとおり、「し」の字になるようにゆとりを持たせての散歩。言うほど簡単ではなく、ようやくそれなりの形になったのは半年も過ぎたころからでした。体が覚えこむのにはそれなりの時間がかかりました。

 散歩の教育係は先輩ボランティアさんだけではありません。そうです!保護された犬が先生!私の教育係は、雑種の老犬2匹と柴犬1匹、皮膚病から毛が抜けたトイプードル1匹、そして、これが運命的な出会いとなった、後から保護され、施設にやってきたシーズーミックス1匹でした。老犬2匹と柴犬はすでに虹の橋を渡りました。これを書きながら、あちらの世界でおもいっきり遊んでいる3匹を思い描いています。


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